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ワキシングなど

|| ワキシングなど

スプレーワックスを使った簡単な板のお手入れ方法の解説です。


 

Waxing 簡単なので、みんなも板の手入れはちゃんとしましょうね。

スプレーワックスを使った、簡単なワキシング

マイボードを持つと、必ずメンテナンスがついて回ることになりますが、面倒くさがらずにちゃんと手入れしましょうね。メンテナンスをやっているうちに愛着もまたより一層湧いてくるというものです。
プロの人や滑りにこだわりのある人はホットワックスとか使用しますが、道具も作業も大がかりなので、ここでは一般的だと思われるスプレーワックスを用いたワキシングについて解説します。
僕もいつもこの方法で手入れをしています。

※スキーもスノーボードも要領は同じです。

|||| スキーから帰ってきたときの状態

エッジの付近が汚れているように見えますが、これは錆止めのために塗ったワックスの跡です。
滑り終わった直後にこうやってエッジにワックスを塗っておけば、錆びてしまうのを防止できます。
これをしないと家に帰る頃には既に錆びちゃってるって事も…。

|||| 用意するもの

・新聞紙
板の下に敷きます。

・リムーバー
汚れ落としと古いワックスを落とすためのものです。

・ペーパータオル
汚れを拭き取るときに使います。ウェス(ぞうきん)でもOKですが、ペーパータオルのほうが手軽で楽チン。

・スプレーワックス
頭にスポンジが着いています。このスポンジで塗り広げます。

・コルクブロック
ワックスを伸ばすのに使います。


左から、ペーパータオル、ワックス、リムーバー、コルク。

|||| 汚れを落とす

リムーバーをまんべんなく吹き付けます。30秒〜1分くらい待つと汚れや古いワックスが浮き上がってきますので少しの間待ちましょう。

汚れが浮き上がったらペーパータオルなどで拭き取ります。

汚れを拭き取った後は、板に残っているリムーバーが完全に乾くまで少し待ちます。
(乾いていない状態でワックスを塗ると少しノリが悪くなってしまうからです。)


リムーバーを吹き付けます


ペーパータオルで拭き取ります


綺麗に見えても結構汚れてますね。

|||| スプレーワックスを塗る

板に押し当てるとワックスが出てきますので、それをスポンジで塗り広げていきます。

ムラにならないようになるべく均等に塗り広げます。
あと、あまりベタベタにならないくらいに塗ります。

|||| ワックスが乾くまで待つ

ワックスが乾くまで待ちます。

写真はワックスが乾いた状態です。
この状態でワキシング完了としてしてしまう人もいますが、これだと本来のワックスの性能が発揮されません。

次の作業の『コルクを使って伸ばす』のがとても重要です。


ワックスが乾いた状態

|||| コルクで伸ばす

コルクブロックを使ってワックスを伸ばします。

ワックスがきれいに伸びると表面にツルツルのつやが出てきます。
(写真を見比べてもえば違いが判るかな。いかにも良く滑りそう!)

これでスプレーワックスを用いたワキシングは完了です!

ちなみにホットワックスでは、スクレーバーやブラシを使って、塗ったワックスをはぎ取る作業もやります。
ではなぜ、せっかく塗ったワックスをはぎ取ってしまうんでしょうか。
ワックスは塗ることが目的ではなく、浸透させる事が目的だからです。
板には細かい縦の溝が付いていてそこからワックスが浸透するようになっています。
ワキシングは髪を洗うのとよく似ています。シャンプーで汚れを落とし、リンスで髪を滑らかにします。リンスって最後は洗い流しますよね。それと同じです。
ですからスプレーワックスも厚くならないように塗りすぎには注意が必要です。


コルクでゴシゴシ伸ばします


ワックスを伸ばした状態。これで完成!